こんにちは。アキラです。
今回は、現状(2023.1月時点)でNFTプロジェクトが飛躍するための変数を洗いだしてみようと思います。
今後「NFTを販売してみたい!」という人は相当覚悟のいる戦いが迫られるでしょうが、今回の記事の変数を全て意識できれば、購買の確率はかなりあがるかと思います。
それでは行きましょう。
※僕自身、現在音楽のアーティストやビジネスアセットを持つ企業をコミュニティベースで支援するNFTプロジェクトを水面下で進めています。クローズドなコミュニティを用意しており、そちらの初期コアメンバーを募集していますので、メルマガを登録してお待ちください。
初期メンバーには、音楽のリアルライブ等のフィジカルイベントの割引特典や先行者特典を用意していますので、ぜひ。一緒に企画して盛り上げていきましょう。
以前軽くTwitterで告知したところ、爆速で60人が集合したようで、非常にありがたい限りです。席はそこまで用意していないので、お早めにどうぞ。
NFTプロジェクト成功のための変数
さて、以前こんなツイートをしました。

個人的に様々なNFTプロジェクトを観察していて、ここら辺は大きく起因している気がしたので、事例と共に書いていきます。
また、ここにもいくつか追加した形で書いていきます。
※ちなみに、日本と海外では、だいぶ特性が違うので、一旦日本国内でスコープをきって話を進めていきます。
誰が(インフルエンサー)推しているのか
良くも悪くも、NFT市場は規模がかなり小さいので、フォロワー1万、2万レベルの人でも結構な影響力になります。
なおかつ評判が良ければ(怪しい行為を繰り返していない)、「この人がサポーター(アンバサダー)として参加しているなら大丈夫だろう」というバイアスが働きます。
まあ、つまるところ、ほとんどの人は値段が上昇するか?しか見ていないので、値段が上昇する条件の一つとしてインフルエンサーを見ている、という感じです。
全力まんさんが参画しているプロジェクトは注目される流れがありますよね。あんなイメージです。
サポートメンバーの信用度や影響力
こちらも上記と同じです。
信用度と影響力のあるインフルエンサー、もしくは医者や東大など、現実世界で権威性のある職業や肩書が大きく起因するでしょう。
また、大手企業の看板を利用するパターンも有効かと思います。
ファウンダーの熱量・人柄
正直、ここが一番大きいと思います。最後の胆力というか、粘り強さと行動量は勝負を分けるポイントなのかなと。
個人的には、キャラDAOのぶそんさんや、KOUSEIさんはこれらがずば抜けている印象があります。
これは余談ですが、商品の品質が近年インフレ化してきていて、ほとんどの商品は似通っている印象があります。まずいラーメン屋を探す方が難しいでしょう。
また、値下げにも限界があります。需要と供給の均衡点によって価格は決定されるため、大体は同じような価格に収束します。
つまり、商品の質も価格も似通っている場合、残るは一つ。
「誰から買うのか?」ですね。
これは、現状のNFT市場では非常に体現しやすいかと思っています。推し活、みたいな話もだいぶ近いですね。プロダクトアウトな商品でも売れてしまう需要過多の市場、というのもあるでしょう。
基本的に、多くの人は以下の順で発信者のファンになっていく場合が多いと考えています。
発信者の実力を推し量る(有益情報発信、もしくは肩書等)
発信者の人格を知りたくなる、知る
何か掲げている夢やビジョンに共感し、一緒にワクワクすることで、応援する人が出てくる
この流れはよく見ます。
これらの手順をスムーズにいかせるためにも、voicy等の音声配信サービスは非常に大きいでしょう。
テキストとは違い、感情を表現できるので、人柄や熱量を把握する意味でも、非常に重要な役割を担うでしょう。
魅力的なユーティリティ
これは意外と関係ないかもですね。
どちらかというと、従来のプロジェクトとどれだけ違うのか?が注視されている印象です。
他のPJとの違いをしめすために、フィジカル強めのユーティリティを付与しようとしているプロジェクトが最近登場してきている印象ですが、NFTを購入する人達は属性が若干異なるため、どうなるのか?は純粋に気になります。
※実際、僕の方で実験したところ、約50%が来場する、という結果でした。2000円を払って購入していたため、2000円のサンクコストがあっても来ない人が半数、と考えると結構多い印象です。

僕は、ちょこちょこリアルイベントに出向いているので、分かりますが、意外とNFT系のリアルイベントに出向く人は多いです。
あくまで仮説ですが、ファウンダーに会いに来る、という人が多い印象です。だとすれば、上記で挙げたファウンダーの熱量や人柄は非常に大切になりますよね。結論の着地点は先ほどと同じです。
作品のクリエイティブ
Azukiほどのクリエイティブを演出するのは難しいですが、クオリティの高いところはやっぱり目を見張りますよね。
特に日本は、可愛い女の子を過剰に評価する特性があると思っています。(海外に比べて、です)
WAFUKUなどのプロジェクトを買っている人の意見を見てても、「可愛いから買う~」のような人は多かった印象です。
NFTの投資で勝ち越している人は、お金にも余裕があるため、フロアあがったらいいな。儲かったらさらに良し。くらいの感覚で購入しているのかもしれません。
PFPの潜在的イメージ
PFPは良くも悪くも、アイコンにできるため、つけている人の振る舞いで、潜在的なイメージが付きがちです。
以前、あるプロジェクトのPFPをつけて、Twitterで暴言を吐いている人を見かけ、そのプロジェクトにどうしても悪いイメージを抱かざるを得なかった記憶があります。
ただ、例えば、BAYCを持っている人はお金持ちでNFT分かっている、CloneXホルダーはイケてる、みたいな雰囲気はたしかにありますよね。
CloneX欲しいです、、、(笑)
このような独特な雰囲気を演出できるマーケティングができれば、非常に熱量を維持しやすいプロジェクトになるかと思います。
コミュニティの文化
コミュニティ内部の施策は誰もが頭を悩ませるでしょう。
例えば、NEO STAKYコミュニティのKOUSEIさんは、毎日21時からホルダーと交流するために、Discord内の音声配信を行っているそうです。
毎日話すだけでは飽きるため、ランブル等の施策を行い、将来の大きなビジョンを掲げることで、ホルダー陣のファン度はすさまじいです。
一度スペースでお話させていただいたことがありますが、500人ほど集まり、最終的に1300人がスペースを聞きに来ていたので、驚愕しました。
これに関しては、適切な解は無いですが、
ファウンダーとホルダーの距離を常に適度に保ち続けながら、将来的に有益な生産活動を持続的に行い続ける
ということが重要になりそうです。(KOUSEIさんは行動量が別格です、、笑)
世界感の統一
ここら辺は最低限必要かと思います。
HPやPFPのイメージがあっていなければ、クリエイティブにも影響が出るため、AzukiやCloneXほどはいかなくても、最低限の施策を打つべきでしょう。
MODの質
ちなみに、僕はコミュニティマネージャーとMODの違いがあまり分かっていないので、誰か教えてください。(笑)
モデレーターは、コミュニティに熱量をもたらすという意味では非常に重要かと思います。
・初心者のカバー、質問対応
・実りのある会話を演出する
・高頻度でプロジェクトに関係する情報を共有する
等が大切なのかなと、以前MODをされていた方の言葉を借りました。他にも無いかあれば教えていただきたい限りです。
海外へのアプローチ・営業力
海外は、良くも悪くも、利益が出そうなら買う。
そうでなければ即売る。という特性が強いかと思います。
新星ギャルバースというプロジェクトは、以前日本国内でも大きく話題になりました。(上記、5892ETHというなかなか異次元な数字を叩き出しています)
もちろん、NFTバブルの時期にあったのもありますが、彼らは海外のスペースに潜入し、宣伝しまくっていたそうです。
シンプル営業ですね。結果的に海外勢が多く買うことになり、日本では考えられない異常な盛り上がりを見せたわけです。
ファウンダーが取るべき行動
個人的に、この戦略は大切だなというものを紹介します。
前提として、PFPを作る能力や最低限のNFT知識、ビジネスアセットを持っている状態でスタートすると仮定します。
段階的には、
1.ファンがほぼいない
2.コアなファンが少しずつついてきている
3.NFT発行数の半分より多いコアファンが確認できたらGO(販売)
NFTは、平均すると、おおよそ一人で2個買っている傾向にあるので、推定的には上記がベストかと思っています。
それぞれの状態での対策をファウンダーの方から聞いた情報や僕自身が少しずつ実践している知見をもとに考えてみます。
ファンがいない
この状態でやれることは、主に以下かと思います。
・他人のTwitterスペースに登壇して、自分の魅力をアピールする
・他のNFTコミュニティ内で目立ち、独立する
- もしくは、そのプロジェクトの波及IPとして活動していく
・ひたすら毎日スペースを開催する
・ ひたすらのツイート
- 例えば、他人のプロジェクト分析して、メンションして、リツイートしてもらう、とかでもいいかと思います。
コアなファンが少しずつでてきた
ある程度自分に価値を見いだす人が登場すれば、次は人柄を出していけるかと思います。
・音声配信
・コラボスペース
・単体スペース
・noteやブログで自己表現
上記ら辺は有効かと思います。
販売準備
個人的に、少数しかコミュニティに人数を用意できない場合、クローズドなコミュニティでいいかと思います。
大切なのは、入りたい(需要)に対して、入れる数(供給)を少なくすることで、価値を釣り上げ、それをいかに視覚的に演出するのか?だと考えています。
これをうまく演出してるのが、CNFのようなコミュニティかと思います。
ただ、クローズドにすると、新規の顧客が取りにくい、という問題点もあるので、途中で切り替えが大切になるとも思います。
そこはマーケティング次第ですね。
さて、
さて、もろもろ偉そうに書いてきたわけですが、結局のところ、できることを全部やる、ということに尽きるかと思います。(僕は苦手で苦戦しています、、)
今後NFT市場は大きく変化するでしょうし、インフラ技術も変化するため、ウォレットのインターフェイスの変化などでも大きく業界が変化すると思っています。
周辺の知識も身につけながら、立ち回っていけるといいかと思います。
※現在音楽のアーティストやビジネスアセットを持つ企業をコミュニティベースで支援するNFTプロジェクトを水面下で進めています。クローズドなコミュニティを用意しており、そちらの初期コアメンバーを募集していますので、メルマガを登録してお待ちください。
初期メンバーには、音楽のリアルライブ等のフィジカルイベントの割引特典や先行者特典を用意していますので、ぜひ。一緒に企画して盛り上げていきましょう。
参考
サムネイル画像はこちらのサイトより引用しています。